Lesson5-4 アロマセラピー

植物から抽出された芳香成分である精油を用い、心と身体を整える自然療法のことアロマセラピーといいます。

精油の香りが鼻の奥に達すると、脳へ伝わり、精神的・生理的に作用します。精油の成分は、呼吸とともに肺の肺胞から血管へ入り、全身へ作用します。皮膚に直接塗ると、真皮の毛細血管まで成分が届く経皮作用があります。

主にリラクゼーション、ストレスの軽減、美容や健康維持に役立てられています。

アロマセラピーの歴史

アロマセラピーは、20世紀初頭にフランスの科学者ガットフォセ自身の火傷をラベンダーの精油を用いて治した体験が始まりだと言われています。古代エジプト文明の時代から、植物の香りを利用した薫香などが行われていました。

 

アロマを取り入れたライフスタイル

4cec9366da769c8f5a70ddc82bf7840e_t

香りを楽しむ

ティッシュペーパーなどに精油を数滴垂らし、デスクなど身の周りに置いたり、キャンドル式芳香器などを使って香りを楽しみます。

お風呂で楽しむ

湯船に5滴以下の精油を落とし、良くかき混ぜて浸かります。気軽に足湯などでも楽しめます。

(お風呂にユーカリを飾り、ナチュラルアロマを楽しむ人もいます)

吸入する

洗面器やコップに熱湯を入れ、3滴以下の精油を落として、湯気と共に立ち上がる香りを吸引し、呼吸器系の不調を緩和します。

 

マッサージする

精油が1%以下の濃度になる様にキャリアオイルで希釈し、肌をやさしくマッサージします。デリケートな部分に使用する際は、0.5%程度に希釈しましょう。キャリアオイルはスイートアーモンドオイル、ホホバオイル、ローズヒップオイルなどが一般的に使用されます。

心臓から遠い場所からマッサージを始めます。マッサージ後はたっぷり水分補給し、老廃物を流しましょう。※体調が良い時に行うのがポイントです。

 お勧めのアロマオイル

  •  ラベンダー・・・リラックス効果が高く、すっきりほんのり甘い花の香り。筋肉痛をやわらげる効果もあります。
  • ローマン・カモミール・・・緊張をほぐし、やさしい香り。筋肉痛や肌のトラブルに有効です。
  • オレンジ・スイート・・・気分が明るくする、さわやかな香り。食欲増進にも効果があります。

アロマセラピーオイルのつくる

5354d59529c30200d2aaeedddf19f6da_t

アロマセラピーで使用する精油は植物から抽出されたオーガニックオイルを選びましょう。精油原液は肌に直接塗ることが出来ません。好みの精油とキャリアオイルで自分オリジナルのアロマオイルを作ってみましょう。