Lesson3-4 マクロビオティックを取り入れる

マクロビオティックとは

マドンナや多数のハリウッドセレブも実践することで有名になったマクロビオティックですが、これは日本人の桜沢如一さんが提唱した「植物養生法」の考え方と中国の「陰陽」を組み合わせた、玄米菜食の食事法です。

マクロビオティックの2大原則は、身土不二(暮らす土地で取れる旬のものを食べること)と、一物全体(自然の恵みを皮も丸ごといただくこと)です。そして、陰陽のバランスが取れた状態を大切にします。夏野菜など陰性の食材は身体を冷やし、冬野菜など陽性の食材は身体を温める、などその素材が持つ性質により陰陽を考えていくのが基本です。マクロビオティックは穀物や根菜、豆類を中心に採り、陰陽どちらにも傾かない中庸の食事を推奨します。

自然と調和しながら健康な暮らしを実践する、マクロビオティックはとてもオーガニックな食事法と言えます。
しかも、ストイックになる必要はありません。
なぜなら、マクロビオティックは日本の伝統食材を多く使うため、旬の食材を使って和食を取り入れることが自然とマクロビオティックな食事に繋がってくからです。

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玄米や7分づき米を取り入れる

マクロビオティックの基本でもある玄米食を取り入れてみましょう。お米が主食の日本人とって、難しい陰陽の話よりも白米を玄米に切り替えるだけの方法が最初の一歩として1番手軽です。

玄米のヌカや胚芽にはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれ、腸の働きを助けます。食事の一部、もしくは1日置きに玄米に変えてみるなど、少しずつ取り入れてみましょう。玄米が好きでない方は、7分づき米なら食べやすいかもしれません。

ただし、先ほども少し触れましたが慣行栽培の玄米には玄米皮部分に農薬が残っている可能性があります。必ず無農薬のものを食するようにしましょう。また白米よりも消化に負担がかかるため、よく噛んでゆっくり食べることも大切です。

野菜を皮ごと食べる

マクロビオティックの基本は野菜はまるごと、皮をむかないで食べることです。無農薬、自然栽培などのオーガニックな野菜を手に入れることが出来れば、皮まで安心して食することができます。皮の部分は私達が普段食べている部分よりも栄養価が高いところが多く、アンチエイジング効果の高いファイトケミカルも豊富です。

栄養分を多く含む皮を食べることは、自身の健康と生ごみを減らすことに繋がります。

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>レシピ

・マクロビオティックのから揚げ

お肉の代わりに、グルテンミートを使います。グルテンミートは乾物のように保存がきくので、買い置き出来て便利です。

材料)グルテンミート、小麦粉

手順)

  • ぬるま湯でグルテンミートをもどす
  • から揚げと同様に下味をつける
  • 小麦粉をつけて、油で揚げる